花・花・花　会津駒、中門岳、富士見林道

花・花・花　会津駒・中門岳と富士見林道(2004.07.03)

【地図】会津駒ヶ岳　檜枝岐　1/25000
【コース】　テニスコートＰ(8:25)--林道終点登山口(8:50)--水場(10:00)--駒の小屋(11:10-15)--会津駒ヶ岳(11:30-35)--中門岳(12:00-13:00)--駒の小屋(13:35)--大津岐峠(14:45-15:05)--キリンテ(16:30-16:57->BUS->17:10)駒ヶ岳登山口
【天候】　曇り　【メンバ】　単独

　滝沢橋のたもとにあるテニスコート駐車場へ着いたのは８時過ぎ。
ここには３台くらいしか止まっておらず、こりゃあ静かな山が楽しめるかなあと期待を胸に歩き出しましたが、さすがに百名山、林道終点付近にはマイクロバスから路駐までと山は大賑わいの様相です。

　ＧＷのときは残雪を踏みしめながら小屋を目指しましたが、今回は土の道。展望もなく、心地よい風も吹かず、ただただ暑いだけの退屈な尾根道。
のっけからの急登で、お楽しみの花はといえばゴゼンタチバナとマイヅルソウくらい。ところがところがですよ、駒の小屋下の湿原まで来ると、一気に展望も開け、花もそこら中。イワイチョウ、ショウジョウバカマ。そしてチングルマがポツンポツンと。必死にチングルマの写真を撮っていると、おばちゃんが「ここで撮っちゃあフィルムがもったいないよ」って。
小屋直下でこのおばちゃんの言葉に納得。斜面一面がチングルマで真っ白なんだわ。駒大池はやっと水面をのぞかせ、沼北側の祠はまだ雪の中。


チングルマの群落　駒の小屋直下	中門岳

　会津駒山頂へは地形図での直登コースは、登山道がありません。たぶんお花畑となっているので立入禁止なんでしょうね。山頂にはもちろん雪はありません。三岩岳への縦走路は密藪。三岩岳へはやはり残雪期じゃあないと無理そうです。

　中門岳へは半分くらいが残雪の道。ちょうどこの辺りがガスの通り道。残念ながら期待していた朝日岳や越後駒なんかの眺望は得られませんでした。中門大池はたった今雪解けしたって感じで、姿を現していました。大池のちょっと先にハクサンコザクラ群落が２カ所ほどありました。来週辺りが見頃かなあ。


中門岳から会津駒ヶ岳方面	ハクサンコザクラ　大津岐峠

　駒の小屋から大津岐峠までの稜線はやはり展望は得られませんが、花・花・花の気分のい～い道。
稜線上では、シラネアオイ、ミヤマキンポウゲ、イワカガミ、ハクサンチドリ、ウラジロヨウラク、ゴゼンタチバナ、アカモノ、マイヅルソウ、ツマトリソウ・・・。この稜線には所々に湿原がありますが、ここにも、ハクサンコザクラ、イワイチョウ、チングルマ、ショウジョウバカマ、ワタスゲ・・。ほとんどの人が滝沢の登山口からのピストンのようで、この方面に足を向ける人は全くといっていいほどいませんので、静かな山歩きが堪能できます。大津岐峠でもハクサンコザクラの群落が迎えてくれました。

　キリンテへの下りはすぐにネマガリの藪の中の道となります。
下りなので飛ばしすぎたからでしょうか、逃げ遅れたヘビくんが登山道から藪に入るお姿を見てしまったのです。ギエーですよね。(^^;　クマくんも怖いので鈴を着け、そしてヘビくんが藪に逃げられるように、超スローペースで下ることにしました。それにしてもこの展望の利かない登山道はイヤです。
キイリンテ近くのでっかい朴の木は見応えありました。でっかいといえば私有地でもちろん採取してはいけませんが、国道そばの大きな蕗もたまげた。

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