第５８回勝田全国マラソン

第５８回勝田全国マラソン　　２０１０．０１．３１
　

　勝田マラソン、やっと完走しました。
今回の目標は、自己記録更新で、ちょっと欲張ってネットで３時間５０分切りでした。
・・・が。今回は早々と３０ｋに壁があって、３５ｋでは大きな壁、３８ｋでは鉄の壁が現れてしまいました。
勝田はタフなコース設定なんだなあなんててつくづく思い知らされたレースでした。
（ほんとは練習不足なんですが(^^;）

　勝田マラソンは人気の大会なんですね。
「つくば」や「かすみがうら」と比べると遠いのに結構な人出です。
参加者は、去年（H21）のマラソン申込者の7830人から今年は10,172人だそうです。

人数が増えたからなんでしょうね、スタート位置までのランナーの動線がちょっと。
勝田マラソンの場合、スタートは、自己申告タイムで予想タイム順に並びます。
受付場所の石川運動広場からスタート位置までの誘導路がちょうど予想タイムが３時間タイムの辺りから走路に入るようになっています。
スタート時間が近づくとランナーが一気に押し押せてくるので、この辺りで団子になって、後ろの方に行きたくても行けない状態。で、この辺りからスタートしてしまうような方も・・。
　


受付会場の石川運動広場だんだんと気合が入ってきま～す。	急げ～、スタート時間が迫っている！　走路への導入路はこの道一本です。

　一応、私は必至に４時間のところへスタート５分前にやっとこ潜り込むことができました。
で、まあ、こんな芋を洗うような状態なので、
みなさん、結構、殺気だっているんですが、これを吹き飛ばしてくれるのが街の中のあちらこちらに設置されているスピーカら聞こえてくる実況。
これがなんとものんびりムード、和むんだなあ。
放送から聞こえてくる声は結構なおじさんの声なんですが、ローカル色があってコメントも面白くて。スタート前にランナー一同で笑いが起っこたりします。

　スタートしても商店街は２車線道路なので渋滞しています。
勝田駅前から東へ続く大通り（昭和通り）へ右折すれば、６車線となるのでいくらかは緩和されますが、まだまだ自分のペースじゃあ走れません。
７ｋ付近でR245に出てからはやっとバラケてきて、自分のペースで走れるようになりましたが、
ここは、向かい風の北風がもろに当ってくるので人ごみの方が嬉しいくらいです。
１２ｋを過ぎて今大会一の大下り。そして今大会一の登り返し、これが辛いですが、ここは、まあまあのペースで行くことができました。

　


人がいっぱい、やっと走路へ辿り着けました。	さあ、スタートです。どんな42.195kmが待っているのかなあ。

　１５ｋを過ぎて左折すると、ここからほぼ終点まで私設エイドがひっきりなしに現れてきます。
これ、ほんと助かります。チョコやバナナ、飴、飲み物それに消炎剤などなど。
なかにはトン汁を振舞ってくれるエイドがあって、庭先に椅子席まで設けてあって、おばさんが沿道から「寄ってきな～」ってお誘いがあります。
うーーん、食べたいんだけどなあ。食べたらなんだかここで落ち着いてしましそうなのでパスさせてもらいました。
いつかは食べてみたいと思います。

　常磐線の高架を超えると２５K付近で、ここら辺で早くも堪えてきています。
・・で、同じようなペースの方の方がいらしたのですぐ後ろを走らせていただきました。
そしたら、スッゴク楽。３ｋくらいなのかな、いいペースを保つことができました。

２８K過ぎの私設エイドで、この方がを見失ってしまい、というかこの方が失速してしまったので、仕方なく一人旅です。
そしたら、今度は私の後ろにピッタシくっついてくるランナーさんが。
こちらのスピードの上げ下げに合わせて、同じ足音で迫ってきます。
うーーん、目標とされるのは嬉しいですが、私個人としては、これが微妙にプレッシャーになりました。
さっき私が引っ付いて失速してしまったランナーさん、もしかしたら、私にエネルギー吸い取られちゃったのかな。申し訳ありませんでした。
付かれてから３ｋくらい走ったところに赤十字のエイドがあったので先に行ってもらいました。
私は、ここで、水を頂いて、消炎剤を膝に噴いて、一息いれたところで、仕切りなおしです。

一回休んでしまうとダメなんですね。走り出してみると、なんかリズム良く走れません。
やっぱり脚にきているのかな。
３５ｋ辺りで現れる小さなアップダウン。これが厳しいのなんのって。
下るのは楽々、でも登り返しが大変。登り返しは緩い坂なので登っている距離は長くなってしまいます。普段なら、こんな坂なら、普通に走れちゃうところなんでしょうが、
今は全く脚が前に出ません。なんとか腕振りで登りきると、
ガ・ガアーン、そこには、また下ってり、そして登りが待っていました。
みなさんは力強く登っていきますが、ゼーハー、ゼーハーと呼吸も乱れてやっとこさ登り切ったら、そう、また下り坂と長～～い登りなんです。
もうウンザリ。
完全にオーバーヒート気味になってしまったので真冬にもかかわらず、スポンジ給水所では頭から水を被らせてもらいました。とっても気持ちが良かったです。
　


大通りにでると６車線。（往路）いくらかは、走りやすくなりました。ただ、復路のここは微妙な上り坂となって、辛いです。	ガンバ、ゴールはもうすぐ。ラストスパート！

　再び　勝田駅へと続く大通りに戻ってきたら、ここも、小さく下って行って、遥かかなたでまた登っているのが見えてしまいました。
もう完全に打ちのめされてしまった感じで、頑張らなくっちゃあって思うけど、脚がついてきません。
もうほとんど歩いているのと同じスピードにまで落ちてしまっていますが、沿道からの声援があってかろうじて走っているような状態でした。
ひたちなか市役所の先を左折すると、残り１ｋとちょっと。
４１ｋを過ぎた辺りにアミノのNコーチの姿。
なんだか知った顔を拝見するとより元気がでてくるようです。
「頑張れ～」の一声を受けて脚が完全復活。ラスト５００ｍは気分良く走れて、そしてゴール。

　

ネットで３時間５７分、グロスだと４時間１分でした。
５キロラップのキロ換算でベスト区間は１０－１５ｋでキロ５分２２秒、３５－４０ｋの区間はキロ５分５５秒。
３８－４１ｋの部分だと、たぶんキロ６分を超えていた感じです。
ただラスト１キロはいくぶん持ち直して５分４５秒。
もう、これが限界。正月太りと練習不足を痛切に感じてしまったレースでした。
　

ゴール後、青いテントのところで
すぐに記録証が交付されます。

それにしても、私設エイドは、スッゴク充実していました。
お腹いっぱい。(^^)　勝田のみなさんありがとうございました。
応援もほぼ途切れることなく熱～いです。ありがとさんです。

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